2015.05.05 Tuesday
ナス・キュウリ定植、スナップ終了5/4(追記)
もう20年くらいは毎年土耕で栽培してきたスナップエンドウ、今年は初の養液栽培でした。
バーミキュライトの培地を使って液肥プールに置いた "コの字ラック" に苗を置くだけ。
ラックにはマイクロファイバークロスを敷き詰めているため、一部の根はクロスに這い、
一部の根はクロスを突き抜けて液肥に直接浸かります。
なので、固形培地耕と水耕を足したような感じかもしれませんね。
左上は、撤収のためにネットから引き剥がして手前に倒したところ。
右上のような感じで1コンテナに4つずつ苗を置いてみました。それが4台なので16株。
ただし、その1株にも2〜3本を密植していたから超過密栽培だったのは否めません・・・。
右下はマイクロファイバークロスをひっくり返したところ。突き抜けて液肥に浸かっていた根が見えてます。
同じセッティングで4台のコンテナでしたが、結構違いが出てますねぇ。理由は・・・わかりません(笑)
ひとつハッキリしたことは、"根粒は一切できていなかった" ということです。
無機質のバーミキュライトしか使ってないから当然と言えば当然です。
土壌の中にある根粒菌によって豆類は根粒を作るわけですから・・・。
ただ、このことが収穫量に影響したのではないかと想像しています。
栽培期間が短かったのは確かですけど、結局8回ほどの収穫で500本ほどしか採れませんでした。
土耕で16株なら最低でもその2倍は欲しいところですよ!!
根粒が出来てなかったということは、スナップが自ら窒素を生成してはいないということだろうから、
薄めにしたつもりでもやっぱり窒素が多くてツルボケしてしまったのかもしれませんね。
もしかしたら栽培期間中、ずっとEC0.6とかでもいいのかもしれませんねぇ。経験者の方、ヘルプ(笑)
でもまあ収穫できた実はね、ホントに美味しかったです。土耕のものと同じ。なので栽培は一応成功とします^ ^
バーミキュライトの培地を使って液肥プールに置いた "コの字ラック" に苗を置くだけ。
ラックにはマイクロファイバークロスを敷き詰めているため、一部の根はクロスに這い、
一部の根はクロスを突き抜けて液肥に直接浸かります。
なので、固形培地耕と水耕を足したような感じかもしれませんね。
左上は、撤収のためにネットから引き剥がして手前に倒したところ。
右上のような感じで1コンテナに4つずつ苗を置いてみました。それが4台なので16株。
ただし、その1株にも2〜3本を密植していたから超過密栽培だったのは否めません・・・。
右下はマイクロファイバークロスをひっくり返したところ。突き抜けて液肥に浸かっていた根が見えてます。
同じセッティングで4台のコンテナでしたが、結構違いが出てますねぇ。理由は・・・わかりません(笑)
ひとつハッキリしたことは、"根粒は一切できていなかった" ということです。
無機質のバーミキュライトしか使ってないから当然と言えば当然です。
土壌の中にある根粒菌によって豆類は根粒を作るわけですから・・・。
ただ、このことが収穫量に影響したのではないかと想像しています。
栽培期間が短かったのは確かですけど、結局8回ほどの収穫で500本ほどしか採れませんでした。
土耕で16株なら最低でもその2倍は欲しいところですよ!!
根粒が出来てなかったということは、スナップが自ら窒素を生成してはいないということだろうから、
薄めにしたつもりでもやっぱり窒素が多くてツルボケしてしまったのかもしれませんね。
もしかしたら栽培期間中、ずっとEC0.6とかでもいいのかもしれませんねぇ。経験者の方、ヘルプ(笑)
でもまあ収穫できた実はね、ホントに美味しかったです。土耕のものと同じ。なので栽培は一応成功とします^ ^
--------------------------------【追記 5/7】--------------------------------
自産自消@ベランダのhiroさんが豆類の養液栽培の研究資料を送ってくださいました。
かなり内容の濃いレポートで、ここで全部紹介するのは無理ですが参考になりそうな点をいくつか。
・養液栽培では根粒はほぼ発生しない。よって豆類自身による窒素固定はない。
・つまり、土耕のように意識的に窒素肥料をセーブする必要もない。
・試験栽培では養液栽培は循環水耕、礫耕(固形培地耕)、いずれも栽培後期に収量が上がる。
・豆類の酸素必要量はキュウリよりもさらに多い。よって好気環境が栽培のポイント
・液肥濃度は園試処方1/2養液(EC1.3)
どうやら液肥濃度を意識的に低くする必要性はないのかもしれません。
ただし、レポートでは「園試処方」とあります。これは大塚ハウスではB処方と呼ばれるもので
以下のように窒素量に違いがあります。
※大塚ハウスは現在はOATハウスに改名 公式ページの処方資料はこちら
B処方は2号、3号、5号、6号、7号を混合したもので、多分趣味の水耕サイバーでやってる人はいないのでは?
となると、一般的には2号を減らしたSC処方が一番近い感じになるのかもしれません。
もっとも、他の成分量も違うので単純に考えることはできませんけどね。
※レポートでは硝酸性窒素 : アンモニア性窒素 が9:1の時がもっとも生育が良いと記述があった。
そして最大のポイントですが、
どの栽培方式も「好気環境」が成績に影響するとありました。
私も豆類がキュウリよりも酸素要求量が多いってのは初めて知りました。
どうも重要なのは液肥濃度よりも根の呼吸にあるようです。
かなり内容の濃いレポートで、ここで全部紹介するのは無理ですが参考になりそうな点をいくつか。
・養液栽培では根粒はほぼ発生しない。よって豆類自身による窒素固定はない。
・つまり、土耕のように意識的に窒素肥料をセーブする必要もない。
・試験栽培では養液栽培は循環水耕、礫耕(固形培地耕)、いずれも栽培後期に収量が上がる。
・豆類の酸素必要量はキュウリよりもさらに多い。よって好気環境が栽培のポイント
・液肥濃度は園試処方1/2養液(EC1.3)
どうやら液肥濃度を意識的に低くする必要性はないのかもしれません。
ただし、レポートでは「園試処方」とあります。これは大塚ハウスではB処方と呼ばれるもので
以下のように窒素量に違いがあります。
※大塚ハウスは現在はOATハウスに改名 公式ページの処方資料はこちら
B処方は2号、3号、5号、6号、7号を混合したもので、多分趣味の水耕サイバーでやってる人はいないのでは?
となると、一般的には2号を減らしたSC処方が一番近い感じになるのかもしれません。
もっとも、他の成分量も違うので単純に考えることはできませんけどね。
※レポートでは硝酸性窒素 : アンモニア性窒素 が9:1の時がもっとも生育が良いと記述があった。
そして最大のポイントですが、
どの栽培方式も「好気環境」が成績に影響するとありました。
私も豆類がキュウリよりも酸素要求量が多いってのは初めて知りました。
どうも重要なのは液肥濃度よりも根の呼吸にあるようです。
--------------------------------【ここまで】--------------------------------
そして、撤収と同時に容器を洗浄、マイクロファイバークロスは新品に取り替えてナス・キュウリの定植です!
1月に種まきして室内育苗、3週間ほど前から外のビニール温室に入れていたナスの苗です。
この中から今回定植する4株を選びました。半分以上残りましたがなんとか育てたい! なんとかします。
コンテナは4台、それぞれナスを1株ずつ、両端のコンテナにはキュウリを1株ずつ定植。
キュウリはどちらも接木の苗を購入、シャキットとVR夏すずみです。
梨乃さんに種をいただいたロッサビアンコを2株。イタリアの品種です。トロットロで美味しいらしい!!
同じく梨乃さんに種をいただいたヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ。こちらもイタリアの品種。
いずみさんに種をいただいたリスターダ・デ・ガンジア。スペインの伝統品種だそうです。
いずれも丸ナスの系統と思いますが、見た目も美しい品種だから楽しみです!!
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- コメント
- 私では経験が少なすぎるのですが、
EC0.6ぐらいを目安にした方が、花の咲き具合が良かったようです。
カルキ抜きの水だけでも、ちょっとご機嫌斜めだったし、
EC1.2入れても、「だから??」って言われた感じでした(笑)
ロッサビアンコの葉っぱって大きくなりますよね!
去年30cmにビビッてしまいました。。
リスターダ・デ・ガンジアも大きくなりそうですね。。
あれ??でもウチの葉っぱは小さいな・・・??
容器が小さいからかな・・・(笑)
-
- みず花蓮
- 2015.05.05 Tuesday 21:29
- みず花蓮さま^ ^
>EC0.6ぐらいを目安にした方が、花の咲き具合が良かったようです。
なるほどー!
液肥の濃度って、生長ステージによっても変えたほうが良いんだろうけど、
水耕で一番悩ましいところですよね〜
私もいろいろと試行錯誤はしてるんですけど、結果が現れるまでに時間がかかるから
いつの間にか忘れちゃったり^_^; 学習能力の低さをいつも痛感してますよww
でも、みず花蓮さんちは今年のスナップ、1株あたりの実の数は多かったですよね?
0.6くらいで花がジャンジャン咲いてくれたなら薄めでも良いのかもですね・・・。
ありがとうございます。
ロッサビアンコ・・・そんなに巨大な葉っぱになるんですか!!
ウチは風が強いから、引きちぎられないか心配だなあ。
防風ネットを張ってたほうが良いかもしれませんね・・・。チョット考えてみます。
-
- bigtomato
- 2015.05.06 Wednesday 08:25
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